先日、図書館へ本を返却した時に見つけたのが、こちら↓
林真理子さんの『下流の宴』
以前ドラマになったことがある話だよなーと思って借りてきました。
で、読んだのですが(以下ネタバレあり)
自分の子供が翔(主人公の息子)のように育ったらどうしようか、と
特に欲もなく、お金がなくてもほどほどで平和に暮らせればよく、将来の夢もなく、
努力をするのが嫌い&努力をしている人も嫌い。
しかし、プライドだけはそれなりにあって、見下されるのは嫌。
なんて・・・
(絶句)
まぁ、フィクションの世界ではあるのですが、
最近の若者にはありがちなのかとも思ったりします(新聞雑誌情報ですが
)
人間、『欲』って囚われ過ぎてもいけないけど大事だと思います。
『こうなりたい、こうありたい』っていう気持ちが、
自分を向上させる一番のモチベーションだと思っているので。
どうやったら、こんな風に考える子供になってしまうのでしょうか。
お祖母さんが言っていた「死んでいる」っていう表現も頷けます。
わが家のムスコは、今のところ『欲』の塊みたいなところもありますが、
(幼児なんてみんなそんなもんだと思いますが)
大きくなったら変わるのかなぁ
でもでも、『欲』は程々でもいいけど、
『努力が嫌い』なのに『見下されたくない』と言う、
ヘンテコな考え方にはなって欲しくないです
本筋とは違う感想なのかもしれませんが、
ムスコを持つ身としてはある意味身につまされるお話でした。